プリパラアイドルに憧れた話
2004~2008年の間に稼働していた女の子アーケードゲーム「オシャレ魔女 ラブandベリー」(以下、ラブベリ)を知っているだろうか。
100円を入れると「オシャレ魔法カード」が出てきて、キャラクターを自分の持っているカードを使ってコーディネートし、ダンスゲームをするのが一連の流れである。
当時小学校低学年の私も、母や祖母が買い物している間に地元のスーパーマーケットに置いてある筐体で遊んでいた。どんなゲームだったか、内容はしっかりと覚えているわけではないが(なぜかマジカルタイムプラスだけは覚えている)、それなりに楽しんでいた記憶がある。
それから約10年以上した2016年3月、大学生になった私はキンプリ(KING OF PRISM)にハマっていた。Twitter上の評判を見て興味を持ち、地元の友達を誘って見に行ったのが始まりだった。そこから何度か劇場に通い、スピンオフ元のプリティーリズム・レインボーライブも視聴した。そしてある日、テレビを見ていたらとある番組が始まった、それこそが「プリパラ」だ。
「プリパラ」はプリティーシリーズの2作目で、年頃になると女の子にプリチケが届き、女の子の夢と憧れが詰まった空間「プリパラ」に入ることができる。
プリチケは言わば舞踏会への招待状である。どんな子にも届き、皆がプリパラの世界ではアイドルになれるのだ。
キャラクターやストーリー、歌やライブがとても魅力的でアイドルが好きな私はハマらないわけがなかった。しかし、アニメを見始めた頃はまだプリパラ(筐体)デビューしておらず、とりあえず見ているだけで満足していた。
しかし、その数ヶ月後めでたく筐体デビューすることになった。きっかけはキンプリを一緒に見た友達とゲームセンターに行ったことだ。その友達もキンプリ視聴後にプリリズは見ていたものの、プリパラにはまだ詳しくなく筐体も未プレイだった。たまたま筐体が空いていたため、まずは私1人でやってみる。
「あなたのマイキャラのニックネームをおしえてね」…無難に他のゲームで使っている名前(Twitterの名前)にしてみた
「あなたのねんれいをおしえてね」…リアル女児じゃなくてごめんな…と思いながら素直に18歳以上であると入力。
そこにはプリパラ初心者用に貸してくれるプリチケがあったため、それを使って初ライブ。多少の恥ずかしさと、自分のマイキャラが踊る姿を見て嬉しさを感じた。
そして友達もその後にデビューし、二人でトモチケをパキッた。ここから私のプリパラライフが始まった。
といっても私が住んでいる所の近くにプリパラの筐体は置いておらず、電車で30分以上乗って行く週に1.2回ぐらいしか入らないバイト先の最寄り駅の手前にある小さな商業施設にあるだけだった。
そのためバイトに行った帰りにそこまで歩き、プリパラを遊んでから帰るのが当たり前になっていた。
100円を払ってマイキャラに好きなコーデを着せてライブをし、目当てのコーデを集める為に何回も遊んだ。最初はプリチケをまとめて束にしていたが数が増えてきたからファイルとバインダーを買った、ブランド別に分けてトモチケもファイリングした。自分の分身となる可愛い女の子に色々な服を着せて、歌って踊って欲しかった。最初は1人だけだったが別の顔タイプの子を育てたくてもう1人育て始めた。例の友達は今は10人以上マイキャラを育てていて、私よりも熱心にハマっている。
私が育てているマイキャラはある意味「なりたかった自分」でもあり、自分の理想としていた女の子になっていた。ラブリー、ポップ、クール、セレブ、ナチュラル。色んなタイプに様々なブランド。好きな髪型やヘアカラーにでき、自由にカスタマイズできる。それが楽しくて、マイキャラの事をもっと見ていたくて何度も筐体に通った。
自分のマイキャラも大好きだが、アニメに出てくる子達の中でも特に大好きな子がいる。
それは「南みれぃ」という女の子である。彼女はポップアイドルであり、語尾に「〜ぷり」が付き、金髪に猫耳のような髪型をしている。しかしその姿はプリパラの中のアイドルとしての姿であり、現実世界では眼鏡をかけたポニーテール姿の風紀委員長(後に生徒会長も兼任)である。
私は基本的に女児アニメでは主人公、またはピンク担当のキャラクターが好きだった(例を上げるときらレボの月島きらり、東京ミュウミュウの桃宮いちご、セーラームーンの月野うさぎなど)
そんな私がなぜ南みれぃにハマったのか、それは彼女が天才ではなく努力家であるからだ。
みれぃは主人公のらぁらと、以前からプリパラで活躍していたそふぃと「SoLaMi♡SMILE」というユニットを組んでいる。
らぁらは伝説と言われる「プリズムボイス」の持ち主、そふぃは生まれながらの天才アイドルで、その二人に比べるとみれぃはわりと平凡な部類に入るだろう。しかし、彼女は努力家アイドルである。プリパラ内でのアイドルの姿を崩さず、全力で演じている。そういった姿にとても心を打たれた。努力する女の子はとてもかっこよくて、可愛くて、キラキラしている。
アイドルタイムプリパラになり、メインキャラではなくなったため以前より出番は少なくなったものの、1番大好きで、応援してて、これからもずっと見ていたいと思うアイドルが南みれぃである。
しかし、2018年1月24日。プリティーシリーズの3作目である「キラッとプリ☆チャン」が発表された。アニメは4月から放送開始、筐体も新しくなるという。
つまり、今のアイドルタイムプリパラが終わってしまうということだ。終わりがあれば始まりもある。正直な話、新OPのタイトルが「Memorial」と発表された時、もしかして…と思った。しかし、多分らぁらとゆいがメインになったのがゆいメインになるのかな〜とぐらいしか思っていたため、今回の発表はとても衝撃的で、いまだ整理ができてないままこの記事を書いている。
Twitterのトレンドにも入り、改めてプリパラの人気を感じた。多くの人がプリパラを好きでいるという事が嬉しかった。
しかし、個人的にはアイドルタイムプリパラはもう1年はできたんじゃないかなあなんて思ってしまう。もう少しゆい達の活躍を見たかったなあ、
本当は新しいシリーズの事がまだ受け入れられてないけど、こうしてブログを書くことで自分の中で整理しようとしている。4月からも毎週皆に会えると思ってたから、終わりが見えてくると本当に寂しい、とっても辛い。
マイキャラをプリチェンに移行できるらしいが、正直迷っている。ここ数ヶ月は忙しくて筐体に行けてなく、今置いてある場所に新筐体が置かれるかがわからないなあ
それでも、残り8.9話ぐらいかな?彼女達をしっかりとこの目で見届けたいです。頑張れ私、
ほんと勢いで書いたけどまたきっと書き直したり最終回あたりにつらつらとブログを書いてそう…